2020年2月3日月曜日

新たなチェーンソーが仲間入り!


 手前が3台目のチェーンソー、ついに買ってしまったバッテリーチェーンソー。マキタの18v、25cmカービングバー薄刃仕様、重さ3kg。こいつでついにチェーンソーアートを!…というつもりはまるでなく(でもやるなら、これでしょ。エンジンかけて排ガスまき散らしてまでやりたくない)前述の樹上作業では軽さとエンジン始動いらずの作業性のよさ、街中での庭仕事アルバイトでは庭木の手入れに騒音を気にせずやれる点がいい!

 そしてもうひとつのもくろみは、丸ノコや手ノコ・ノミの代わりとなるDIYでの活躍である。木を組む「ほぞ」や「ほぞ穴」を大まかに作るのに、これなら手軽で早いのではないかと期待している。カービングバーならキックバックのリスクも少なくなり、チェーンソーならではの突っ込み切りでほぞ穴開けもできるはず!古材の柱や梁を使って、小屋やら棚やらデッキなど作りたいと思っているので、道具をそろえれば妄想も現実に近づく…かと。

 奥のチェーンソーは、スチールのMS260と、MS201。前者は型落ちで安く手に入れた、最初のマイチェーンソー、後者は260が山での間伐作業や枝払いでは重く感じて軽めのが欲しくなって購入。260使わなくなるかな…と思ったが、バーを18インチから16インチに変更するキット(チェーンとスプロケットも変更)で変えてみたらだいぶ軽くなり、50ccのパワーを活かして太めの幹の伐木や玉切り・薪づくりにと再び使用頻度が上がって欠かせない。今時のオートチョークではない、アナログ調整のキャブレター信奉者というわけでもないが、丈夫で汎用がきくこのチェーンソーは林業の本職によく使われるだけあって、つくづく名機だと思う。



 家に着いたら、すぐに母屋に入ってしまうと何もやる気が起こらなくなってしまうので、車庫兼作業場となっているガレージにある薪ストーブに火をつけて、チェーンソーの手入れをする。


 チェーンを外して、バーやスプロケット、エアフィルターまわりの木屑をマイナスドライバーである程度こそぎ落したら(木屑は缶に入れて薪ストーブの焚き付けにする)、コンプレッサーで清掃。あとは組み直して、ソーチェーンを研ぐ。

 山仕事が好きな理由のひとつに、この一見めんどくさい「研ぐ」ことを疎かにすると、まったく仕事にならないという、ボタンひとつで何事も済むような現代の仕事にあって、めっちゃアナログな、職人的な領域があることだ。台所の包丁も、鎌や鍬や鉈といった農具もロクに研いでいないが、チェーンソーはサボれない。


 好きだから研ぎも上手…とは残念ながらいかないのだけれど、仕事終わりに薪ストーブの暖に温まりながらチェーンソーを手入れして研ぐ、という行為とこの時間が、僕はたまらなく好きだ。

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