2020年2月9日日曜日

空き家まわりの手入れ


 地域のコミュニティ会議の代表から声をかけていただき、空き家の敷地の伐木・手入れの依頼を受けることになった。


 空き家になって何年かは聞きそびれた。たまに車で30分かけて家主さん(奥さんのご主人)が草刈にきて管理されているが、庭木が生い茂りすぎて手に負えなくなってきたようだ。ご近所の目や防犯上、今後のことも気がかりであったのだろう。


 残す木と切ってほしい木をあらかじめ家主さんに確認してから、後日作業に入る。生垣の手入れは、本職の友人にお願いした。自分は伐木や、目立たない箇所?の木の手入れをすることに。剪定は素人同然だけど、枯れ枝や、内側・下側を向いた枝、上下同じ向きに重なった枝を整理してみる。なるべくバランスよく、自然な樹形になるようやってみるのだが、やればやるほど気になる箇所がみえて、やりすぎるとドツボにハマる(汗)。

 本職の友人には見せないようにしよう…(笑)。

 庭木は山の木と違って何度も枝を切られているから高さや太さはそれほどでもないが、枝が多くて曲がっていて、片付けが思ったより大変で時間を要する…持ち出さなければならない現場なら、さらに手間がかかる。それでも薪に適した木やサイズなら、山持ちでない薪ストーブ利用者にとってはありがたいお土産・現物支給である。


 もはや庭木と呼んでいいのかわからないけど…こんなにねじれて枝ワシャワシャの木もある。使われてはいないが、そのまま伐倒するとやっつけてしまいそうなパイプハウスの骨組みが斜面下にあるので、この木と奥の木は枝を下ろしてから伐木することに。特殊伐採の本職からみたら笑われるかけしからんと言われそうだが、林業用の安全帯に股下のハーネスと最初に買った安全帯に付いていた一丁吊りの吊り具をつけて、“何もつけていないよりはマシ”な装備で作業。下枝から足場を残して下ろし、画像ではこれ以上高いところに足をかけるのは無理だと判断した場所で、届く枝にロープをかけて友人に引っ張ってもらいながらチェーンソーで切れ目を入れて、パイプハウスや納屋をかわして下ろしていく。吊り具やワーキングポジション用のランヤードはこんな位置だとほぼ何の役にも立っていないとわかっているが、自己責任で作業。ボタンひとつで始動が容易なバッテリーチェーンソーさまさまである。


 木の重心を傾けたい太枝と幹だけ残して、幹にスリングをまいてチルホールで牽引伐倒。納屋側に控えを取れそうな場所がなく、根元が転がってハウスに当たる可能性があったので、先に降ろした太枝を何本か杭にしたり下に敷いたりして、おそるおそる対処…。根元に洞があったうえ、主幹となっている二股に分かれた幹がいつ分離して倒れてもおかしくなかったので、用心して洞の上から受け口と追い口を入れて伐倒。案の定、山側の幹が先に倒れだしたので、分かっていながらもヒヤッとした。より慎重にやるなら、幹どうしをロープできつく結束すべきだったかも…。

 15時頃から珍しく?天気予報どおり止みそうにない雨が降ってきて、なんとか倒した木の片付けまではできたが、奥の木の伐倒まで終えることはできなかった。1月末にみぞれでもない雨なんて…根雪どころか田の土までみえてきて、いよいよ温暖化は深刻な様相だ。そういえば先日は日当たり良いここの斜面タンポポの花が咲いてるのをみたし、この日はばっけ(ふきのとう)も発見! 南極で過去最高の20℃を記録したとか…マジヤバくね?


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