2020年2月3日月曜日

おっかなびっくり支障木伐木


 知人の民家の裏山の伐木を頼まれた。すでに枯れて折れている松に加えて、家側に傾いている生木の松も、この際だから切ったほうがいいということになり、作業。
 牽引伐倒は、単独だと読み間違えや作業時のリスクが格段に増えるので、僕よりはるかに慣れている先輩に手伝ってもらった…いや、むしろメインにやっていただいた(汗)。

 この写真の松はこの日の最後に伐木することになった、胸高直径こそ30~40cmだけど高さがあって家側に片枝が伸びて傾いた、できることなら触りたくない木(笑)。僕は正直不安になって「やめたほうがいいんじゃ?」と弱腰だった。というのも、この前に細めの木を山側に倒そうとしたところ、かかり木になって折り倒していたところ、母屋の脇の屋根に木を倒してしまってヒットさせてしまったからだ…。「やってしまった!!」と後悔したが、細かったせいか奇跡的に大きな損傷には至らなかった。このまま折り倒したら家側に倒れるかも…とロープをかけようかモタモタしていたら下から見ていた先輩に少しせかされ、判断を焦って手間を省こうとしたのが原因だった。「細いから」と油断せず、人の判断に任せず、自分の不安を信じてちゃんとロープかけて家側にいかないよう制御すべきだった…。

 そんな不安や後悔をよそに、先輩の提案で山側にチルホールで控えをとり、倒す横側にプラロックで牽引し、チェーンソーを入れる前に試しに少し引っ張って木の上部が揺れなかったら伐倒は諦めようということになった…

 で、すっかり弱腰になっていた僕は、なかば「揺れないでくれよ~」と念じながらチルホールをおそるおそる動かしてみたら…松の上部が揺れてるではないか…(マジかぁ~)
 てことで、伐倒決定(泣)。



 写真ではわかりづらいが、チルホールのワイヤーを手前に牽引し、プラロックのロープを左側に牽引し、杉の立木をかわして何とか伐倒!

 いかに対象木に高く支点を確保できるか、控えを多く取ってリスクを減らすこと、角度など、重心と逆方向に倒す際にはとりわけ重要だと実感した。リスクもあるけれど、またひとつ学びを得た作業だった。

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