2020年2月3日月曜日

耕作放棄地の手入れ




 
 
 我が家のすぐ近くにある、籔と灌木の生えた耕作放棄の畑を手入れさせてもらうことになった。まったくのボランティアだが、勝手に生えたであろう雑木を自由に伐木して薪にしていいというご近所の承諾をいただいたので、ありがたく活用させてもらうことにした。

 とはいっても全伐すれば日当たりが良くなりすぎてますます雑草蔓が繁茂しそうなので(その後地主さんが畑を再開したり草刈をしてくれる見込みもないし、僕も代わりに定期的に管理する余裕もないだろうから)、籔を刈り払って木に絡んだ蔓を切って、混みあった木々を適度に間引いて見通しのよい環境にすれば、獣害も減ってサシバ等猛禽類も狩りをしやすい心地よい環境になってくれたら嬉しい。そして景観がよくなることで地域の方々に「うちの山もやってくれ」なんて言われたら、山持ちでなくても薪材の入手にも困らなくなる…と密かに目論んでいる(笑)。


 数日経過。だいぶ整理したけれど、野バラだらけで刈り払いは棘が引っかかって痛いし、蔓が巨木化していてなかなか手ごわい…蔓が絡みまくって伐木も面倒だし、いい薪もあまり取れなそう。刈り払ったり伐木した枝の山を燃やしたいところだが、冬とはいえ生木で水分もあるので、焚火するにも最初の火おこしから勢いよくいかないとなかなか燃やせない…かといって野火を心配しながらずっと張り付いて焚火するほど暇でもないので、とりあえず山にだけして放置。


 そんな作業中…

  ちょいと朽ちかけの木に鮮やかな色の菌?きのこ?が…


 宝石のような美しさ…なんだろう? 思わぬ嬉しい出会いでした。

→あとから調べてみると「緑青腐菌(ロクショウグサレキン)」という、広葉樹の倒木や枯れ枝などに群生する菌で、木の中まで翡翠(ひすい)のような青緑に変色させる色素は草木染の染料にも使われるそう。美しいのに、名前が酷い…(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿