2020年2月19日水曜日

伐木便利?ツール 試作

 (僕の場合の)腰痛には「冷やすこと、そしてなるべく歩くこと」と、いまお世話になっている整体の先生に言われて、時間をみつけて歩くことを心掛けている…といっても三日坊主だったりするのだが。
 天気の良い日、娘のバス通学見送りの後など、タイミングを見つけようとするのだが、雨や雪が降っていると、とても傘や合羽を着てまで歩く気にはならない。かといって、先延ばしにばかりしている苦手な事務作業(確定申告ね…)・部屋の片付け等に専念しようとすると、この動かない仕事というのも腰によくないのが困る。

 やはり人間も所詮動物、適度に体を動かさないと、どっかしら調子を崩すのだろう。

 というわけで、荒天時も歩ける場所でもあればいいのだが…と考えると、フィットネスジムやルームランナー…ではなく、ホームセンターがあるじゃないか!と思いつく。どうせなら、うんと広いホームセンターへ…

 ということで、某〇メリパワーに出かけて、店内を歩くのだが…

 あれこれ仕事や暮らしに役立ちそうなものや何かに応用できるものはないか、とすぐに立ち止まって商品を手に取ってみたりしてしまうので、全然歩く運動にならないことが判明…

 で、今回はこんな部材を買ってきて、溶接してくっつけて、使ってみた。

 なんだか分かります?


 もとはこんなギザギザした、アルミのパーツがついているもの


 二段式になっていて、伸ばすと最大約4m弱になる



 こんなふうに使います。えっ、分からない? すいません…

 答えは、木の幹や枝に少しでも高くロープを巻けるよう、ロープをずり上げる道具、です。竿は本来「スノードロッパー」という、屋根からせり出した氷雪を突いて落とす道具。先端の部材を外して、雨どいを屋根の水切り板などに固定するための金具×2個を溶接した(久々の100V家庭電源溶接…200Vよりはるかに難しい。ノンガスワイヤーだからかな…と、道具のせいにする。見るに耐えない溶接痕をグラインダーで削ってごまかす。すぐ剥がれそう…)。

 久々に山の間伐仕事のお誘いを受けたので、リハビリも兼ねて?無理はしない牽引伐倒で早速試してみることに。
 
 先に木の幹にロープをまわして大き目の輪をつくり(引っ張れば締まる結びにする)、そこに金具を引っ掛けてロープを届く限界のところまでうち上げてから、ロープのテンションを張って、牽引伐倒しようという意図の道具。わざわざ梯子を持ち歩いて木に登ってロープをかける手間や労力を省くため、少しでも高い位置にロープの支点をもっていくことでリスクを減らせたら…と考えた、いやマネてみた。釣り竿やいろんなもので自作している方がいて、もしかしたら専用の道具もあるのかもしれないが、名称もわからず調べてもいまのところ出てこない。


 試作品は、もっと引っ掛ける先端の金具が土台含めて小さいほうが、ロープを引っ掛けやすかったり、逆にセットしたロープから抜きやすい、など課題があった。またうち上げるときに思ったより幹に棒を添わせながら枯れ枝の出っ張りをかわしたり、など伸ばした棒に負荷やダメージがかかるので、伸ばしきったときの棒の強度も考えものだった(少し曲がってしまったようだ)…。それでも斜面では梯子に登らずとも高さを稼ぐことができ、まずまずの実用性であった。

 アーボリスト(ツリークライミングの技術で特殊伐採や木の手入れをするプロ)ご用達の、スローラインといった道具でロープを高所にうち上げれるような技術も学んでみたいと思う。
 

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