2020年3月13日金曜日

掘り取り道具


 左から、稲刈り鎌、レンコン専用鍬(熊手)、鈎、鋤。
 見づらいな…。

 すぐ泥まみれになるので、土と同化して作業中よく行方不明となる(笑)。
 ピンクのテープまいたりラッカースプレーでド派手に塗っても、効果は最初だけ…。

 鍬と鈎は、ネットで取り寄せた、たしか大分の鍛冶屋さん手作りのもの。
どちらも1万円以上したが、まずこのへんでは見かけない、西日本の産地では主流の手堀り
レンコンには必需品の道具なので、購入。

 鍬は柄が短く、4本ある鉄の爪の内2本の根元が大きく湾曲していて、片手は柄を、片手は上部の鉄を握れるようになっていて、力が入りやすくなっている。ちなみに愛知県の
産地を訪ねたら、そこは木曽川沿いの砂地で掘りやすいためか、柄の長い普通の3本爪の鍬
でフツーの畑仕事のように軽々と掘っていたのに驚いた。腰をかがめなくていいので、
羨ましかった。

 鈎は、山口県では「かいかき」と呼ばれているようだ。「貝」を「かき」取る道具に
似ているから、かな?



 作業手順は(僕の場合)

 ①まず稲刈り鎌で、土の上にある枯れた茎や葉っぱを除去。
  (手で引きちぎってもいい)

 ②鍬で、表面から10~20cm土をはぎ取って、背面側にどける。

  下にレンコンがあれば、春に伸びる新芽がすでに見えてくるので、茎や立葉の痕から
  レンコンが伸びているだろう方向に見当をつけて、まわりの土をさらに取り除く。

 ③レンコンの輪郭と先端がなんとなくみえてきたら、鈎でレンコンまわりの固い土を
  取る。

 ④鋤を使ってレンコンの輪郭になるべく沿わせながら、レンコンにまとわり
  つく粘土を剥がし、最後にレンコンの下に鋤を入れてテコで起こすように掘りだす。


  伝わりますかな…こうやって書くだけなら、楽そうだなぁ~。

0 件のコメント:

コメントを投稿